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第16回 古き2輪を愛でる会

週末は大変充実していました。

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ブレーキホース交換

取り回しがどうなるか、少し不安ですがステンレスメッシュホースに交換してみました。ちなみにノーマルはラバーホース~パイプ~ラバーホースの3分割。ぱっと段取りできなかったのと、ホースを近代化するとキャリパーとマスターの出来がよく解るのでは、と思ったのと。
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こんな感じ。

実はフロントブレーキ、引き摺ってどうしようもなかったんです。押し引きできないくらい。むちゃくちゃ重い。それはどうも交換していない部分のブレーキホースが思い切り悪さをしていたようで。

一気に軽くなりました。

キャリパー・マスター・ディスク。どれも相当精度高そうです。早く走らせたい!

・・・問題はリムの振れ取りだな。。

僕らしい

えー、毎度お恥ずかしいお話を。

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愛でる会から戻ってBonnieをやるか、とごそごそしているとokakenさん再び登場。「GX750のマフラー、もっときれいにするように!」とのご指摘とともに持ってきたメタルコンパウンドで磨き始めました。磨きの師匠。

で、その流れでBonnieの電気周りを一緒に見てもらいました。

火が飛ばない、ってことはコイルがパンクした?とりあえずテストしてみようってことで
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LM3のときに買って使わず置いていた

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DYNAのコイルを仮付け。さて。

・・・変化なし。

ということは
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一から見てみましょう。

いろいろ調べていくと「アースはどこ?」と言う話に。一本あるのでそれ、と思ってましたが、調べてみるとそれはテールランプ用のアース。バッテリーからボディーへ落ちるアース線が見当たらない。

で、このラインが気になってたんです。先日の作業で溶けかかっていた線。ちなみに色は
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黒(=電源・マイナス端子)なんですが

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ここで赤(=アース)と共締めされているんです。

と言うことはここで回路が出来上がってしまってるんじゃない?

で、試しにこの黒線をアースに接続すると・・・ちゃんと動く。。。

元々はちゃんと接続されていたんでしょうけど、僕が途中で配線を忘れ、同色で結線。で、負のループへ(笑)。

また同じ失敗をしない為に
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配線の色をそろえておきました。

相変わらず、ですね。。

レクチファイヤ点検

okakenさんにわかり易く教えていただいたので、頭の中にイメージがあるうちに触れてみました。
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レクチファイヤ(整流器)とは電気の流れを一方通行させるもの。だからテストは2種類。進行方向に抵抗無く進めるか、それと逆方向に行かないようになっているか。マニュアルを見ると
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上の段が進行方向のテスト、下の段が逆方向のテスト、ですね。

バッテリーを繋がなくてもテスターの抵抗値計測モードでわかりますよ、とのこと。Ω(オーム)ってやつね。

では実験開始。
進行方向は
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どれもほぼ同じ数値。抵抗なし、です。

続いて逆方向に電流が戻らないよう、しっかり抵抗があるかどうか。
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ほぉほぉ なるほど。

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ありゃ。一番最後のが抵抗してないですね。

早速パーツ発注しました。

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しかし良い勉強になってます。いわゆるレクチファイヤレギュレータなら交換してぽい、ですけど、こうやって切り分けられているからこそ仕組みもわかり、何より全く動けなくなることがないというメリットが理解できました。あとは走らせて、そのうちこの部分のトラブルを経験し、その場で対処できれば、その安心感はさらに深まるのではないかと。

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さて、テストランはもうちょい・・・かな?

はじまりの日

ブレーキのパーツとレクチファイヤが到着。トラブルがありましたが何とかクリア。ぱぱっと組んで臨番つけていよいよ試走。

初のバーチカルツイン。どんなだろう…。

クラッチミート。そろりそろりとスタート。思わず一言「おお!走った!!」(笑) やっとです やっと。

いつ止まっても良いように、近所の道を螺旋状にルートをとる。家から少しずつ離れていく。

クラッチやアクセレーション、大きな問題は特になし。自分でやったクラッチも良い感じではないかと。車重が軽いので、狭い街中でのStop & Goでも使いやすい。

ミッションタッチはかなりかっちりしたタイトな感じ。ストロークは小さく、小気味良く決まる。

近所の大通りに出て少し大きめに開ける。思ったより振動は少なく、そして力強い。

何せ、動きが軽い。こんなに走るんだ・・・。

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ちょっと休憩。
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リヤブレーキの引き摺り、プライマリーチェーンケースからのオイル漏れ、ハンドルの曲がり、ニュートラルランプ不灯・メーター内ランプ不灯など灯火類の詰め、チェーンライン見直し、チェーンカバーとタイヤとの干渉等々。

やるべきことがたくさん見えてきました。が、とりあえず一歩前進。やったらやっただけ、きっちり良くなってくれそうな、そんな手応えを感じます。

不思議なもので、一発火を入れただけで
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生気を帯びるが如く、艶が深くなったような気が。気のせいか?

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奇しくも4年前。全く同じ日にLM3が復活。これは・・・偶然にしては出来すぎ。

不思議なものを感じます。

お望みどおり

やること満載。手ごたえあります。なんせわかってませんからね~バイクのこと。

時系列的にすこし戻って。

到着した
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レクチファイヤ。

しばし鑑賞。
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ん?

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コンデンサ?が追加されています。このせいかどうか、計測数値が前回と全く違います。具体的には数値がほとんど上がってこない。

ま、とりあえず元通り組んでみました。すると・・・焦げたにおいと煙。みるみるアース線の被覆がくにゃ~と変形し始めました。

あわわわわと慌ててターミナルから配線を外しました・・・なんで?

試しにもともと着いていたレクチに交換すると、何にも問題なし。

明けて次の日。部品を分けてもらった業者さんに電話すると「一番上のターミナルはアースですから特に繋がなくっても大丈夫です。一番下のマウントボルトでしっかりアースできているはずですから。」

あれ?
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黒の配線。。またやってましたよ 短絡工事。電源ターミナル線に繋いでました。本来、この線は赤(=アース)。

新しいレクチ+一番上のターミナルをどこにも繋がない内容でテストすると・・・問題なし。なーんで今まで問題なかったんだろう?ま、動いたので一安心です。

解放

少し
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動かしてみて

チェーンラインを
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しつこめにとって

しかし最も気になるのが
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タイヤとチェーンガードとの干渉。

気に入ったところにあわせると
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がっつりくっついてしまいます。

TriumphのForum等でもこのことについて話されていますが「切っちゃえ」的な発言が多い。

この件についてTIGARWORKSさんに相談してみたところ「カットですか?アリだと思いますよ。もともと整列が取れていない個体とか・・・車体のアライメント、けっこうばらつきがあるので。現物合わせ、大いにアリだと思います。」

なるほど・・・では。

干渉部を
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マーク。

金のこで
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カット。

カットした部分を
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補修ペイント。

できた。
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こんな感じ。

今までは「あるものをそのままに」その範囲で調整、という枠のなかでやってましたが、その枠すら解放してやらないとダメですね。発想をより自由に。

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チェーンガードとタイヤ、干渉はなくなりました。しかし、動きがまだ重い。リヤブレーキが引き摺ってます。走らせてもほとんど変化なし。キャリパー、再度オーバーホールですね。

行ったり来たり

自作ガスケットで望んだプライマリーチェーンケースカバー。ぶしゅぶしゅオイルが吹き出てました。何事かと思ってみてみると
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ずれてシールできていないところがありました。

やり直し。
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けっこうラメってるなぁ。

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メインビームをつけたとき、メーター内照明がつかなかったんですが
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ここが外れてました。

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はんだ付け完了。新品スイッチが来たらギボシに換えましょう。

テストラン(中距離編)

少しだけ距離を伸ばしてみました。

目的地は
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TIGARWORKSさん。まずはここまで来るのが一つの目標だったんです。達成。

到着すると程なくして、たまたま来られた
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西の重鎮、小川モータース 小川さん。御二人の会話を耳だんぼで聴きつつ。一挙手一投足、勉強になりました。

ちなみにこの750、売り物だそうです。いくつかの事項を確認。
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ブレーキキャリパーのカバー。こんな感じなんですね。

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ありゃ、このガスケット、僕のには着いてません。2次エア吸ってるような感じがするのは、もしやこいつのせい?

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帰りは高速を利用。するとここで問題露呈。

・110km/hあたりまではまぁ普通に到達するが、その先が全く伸びない。失火or燃調薄いような感じ。Bonnevilleに行ったら予選落ち間違いなし。

・高速を降りて、最初の信号でストール。いろいろやってみると、ライトのON/OFFが影響しているような挙動。ライトを消すとアイドリングするが、点けると低回転でむずがり、ぶすんぶすんももんももん言い出す。

そして
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プラグ真っ黒。

ま、ポイント全く触ってないし、キャブも2月以来開けてないし。とりあえずそのあたりからはじめましょう。

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ここまでの印象。「思った以上に普通につかえる」。

街中。スタートでもたつくこともなく、すり抜けでふらつくこともなく。車体のバランス・重量がほど良いのか。軽くてスリムなので走りやすい。

ミッションも良い。しっかりトルクをかけてやればぱちぱち決まる。そうしなくても、普通に決まる。ギヤ抜け、一度もなし。

ブレーキも強弱を伝えやすく、扱いやすい。絶対制動力も充分。よく効く。

「あまり得意でないステージ」と聞かされていた高速道路も結構良い。さらっ、と回るイメージを勝手に想像してましたが、真逆。

エンジンのフィーリングや振動、独特の趣がある。特に80km/hアップでの巡航時。丸いつぶ立ちの程よい振動とフラットな特性。もっと走りたい。

そして程よいハンドリング。見たところ・行きたいところに適切に舵が入る。ふらふらせず、どっしりしすぎず。絶妙。

・・・あんまり書くとアレなんでこの辺で(笑)。何せ、思っていたより遥かに上。手直ししつつ、じっくり楽しめそうな予感がします。

今日の収穫


ウインカーのパイロットランプ復活。接点不良でした

オイルのウォーニングランプも不灯。こいつは電気は来てるし球切れもなし。スイッチ自体の問題?ま、走ったときの振動や熱をかけてるうち、自然治癒してくれることに期待。

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燃料タンク~コック付け根のパッキン、キャブのドレンパッキン、そしてまたもプライマリーチェーンカバーのガスケットより漏れ発生。リヤブレーキの引き摺りも残ってるし、キャブにポイントも見たいし、なんだかんだでもう少しかかりそう。

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で、合間をみてぼちぼち磨いてます。しかし磨きがいのある車体だ。