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あるがまま

近くにあるほど縁遠いというか。この地に移り住んで約10年。一度も行ったことなかった正木美術館に行ってきました。

きっかけは町報で嫁さんが見つけた情報。「うおー!これ行きたい!」珍しく上がってはりました。

何かというとここ数年、この美術館の撮影をされている著名なカメラマン「鈴木心」さんが来られてワークショップを行うというもの。

・・・ワークショップて何?と思いつつ、ついていってみる事に。

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いつも前までお邪魔してます。
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正木美術館。初めて入ります。

程なくワークショップが開催されるとのことなので、美術館の横を通り、同じ敷地内にある旧正木邸へ。
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めちゃいい感じ。こんな近所にこんないいところがあったとは。

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ワークショップ。ざっくりといえばカメラ講座でした。露出の設定やピントの合わせ方や構図、など基本的なことを語りつつ、大変共感できることばを聞くことができました。

それは、鈴木さんは「自然光を最大限利用して写真を撮る」という姿勢で取り組んでおられるということ。照明の類いはほとんど使用しないそう。目で見た情報を、どう感じて、どこを伝えたいか。それには人工的な照明や「みんなが撮る角度」は必要ない、と。

その時間にある陽の光と影で、見て、自分が感じたものに写真の仕上がりを合わせていく。その手法としてのカメラの使い方をレクチャーされていました。

加えて彼が語った「旧いものを見たときに想うこと」。彼はそれらを目にしたとき、当時の人たちは何をどう思ってこんなものを作ったのかなぁ・・・と想像して楽しむそうです。

16世紀の利休好みの茶碗を自由に置いて撮る。真上から撮ったり、胸の高さまで持ち上げたり、縁側に置いて日の光を当てたり、傾けて置いて撮ったり。古美術の世界でいくとその取り扱いは本来「ありえない」とのこと。割れたり、劣化したり、ってことを恐れるが故。しかし、美術館員の方が鈴木さんを信頼し、許すことで仕上がったその写真は興味をそそられるものばかり。美術品の「新しい愉しみ方」を提供してもらっているような気分。

あるものを、あるがまま、愉しむ。僕がオートバイに感じる興味の本質と同じだなぁ・・・と共感。趣味全般における本質「のひとつ」を少し知ったような気がしました。

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ワークショップの後、美術館内を観賞。すんごいわ、ここ。1時間ではじっくり見きれませんでした。

帰りに購入した美術館40周年記念の写真集。2冊あって両方みました。対象物は同じなのに、撮る人によってこんなに違うのか、というくらい彼が撮った「こちら」のほうが面白い。
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いい本です。正木美術館、また行こう。

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GR-Dの使い方、質問すりゃよかったなぁ・・・。次があるならそのとき、是非。

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